2017年06月30日

Windows 10はCreators Updateでどう変わった?

Windows 10の大型アップデート「Creators Update」が、2017年4月11より始まった。名前からクリエイター向けのアップデートのように思われがちだが、文章作成の効率を上げる日本語IMEの改善、ゲーム動画配信が簡単にできる「BEAM」、Webブラウザー「エッジ」の改善など、アップデートの内容は幅広い。今回は、4月11日に行われた日本マイクロソフトによる説明会で紹介された情報を中心にお届けする。



 マイクロソフトは、現実の風景の上に様々な情報を重ねて表示する“Mixed Reality”(MR)向けのデバイス「ホロレンズ」を発売している。ホロレンズはパソコンにつなげて使うディスプレーではなく、それ自体がWindows 10を搭載して独立して動作するデバイスだ。

 ホロレンズは30万円以上する高価なデバイスで、企業や開発者向けに販売されている。しかし年末にかけて、もっと安価な個人向けのMR用デバイスがエイサーやデルなどから登場する予定だoffice 2016 価格。日本での展開はまだ未定とのことだが、対応デバイスの発売とMRを活用したアプリの登場に期待したい。
ペイント3Dで作って3Dプリンターで出力

 「Creators Update」の目玉のひとつが、3Dグラフィックス作成アプリ「ペイント3D」の追加だ。従来からある「ペイント」とは別アプリで、どちらも利用できる。3Dグラフィックスソフトとしては操作が簡単なのが特徴だ。

 そして、ペイント3Dで作成した3mf形式の3Dグラフィックスのデータを、3Dプリントサービス「DMM.make 3Dプリント」で、実際に立体物として出力できる。DMM.make 3Dプリントに作った3Dデータをアップロードし、それを立体物として出力してもらい、自宅に届けてもらう仕組みだ。医療や自動車の部品開発などでも使われているプロ向けの高性能な3Dプリンターで出力できる。同サイトでは、ペイント3Dを使ったデータ作成方法も紹介されている。

 高額な3Dプリンターを持っていない人でも、自宅のWindows 10パソコンで3Dデータを作り、実際の立体物を作ることができる。初心者や子供でも手軽に3Dプリンターによるモノづくりができるという。



Posted by kingbest at 17:07│Comments(0)
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