2017年04月20日

Windows 10の新たなアップグレードコンセプト「Windows as a Service」

■企業側に求められる対応

Windows 10では、今までのメジャーアップグレードとは異なり、年2回のマイナーアップグレードを繰り返していくことで、さまざまな機能が追加されていく形になる。

 企業側でも、こうした形への対応が求められる。年2回のアップグレードとなると、今までのように微に入り細に入りテストをしている余裕はなくなるだろう。基本的に、Windows 10は互換性を重視して開発されているため、新たなアップグレードでも動作する可能性は高く、テスト自体をもう少し軽くしていく必要がある。できれば、自動的に検証を行うようなツールがあると良いのかもしれない。




■企業専用の特殊な提供モデル「LTSB」

 Windows 10 Enterpriseでは、LTSBという特殊なアップデート提供モデルを選択可能だ。LTSBは専用のインストールメディアでインストールされ、年2回の機能更新プログラム(Feature Updates)は提供されずに、継続的に品質更新プログラムが提供される。

 大企業のミッションクリティカルな用途で利用され、安定した同じ環境をできるだけ使い続けられるようになっている。

 ちなみに、LTSBは年1回リリースされ、サポート期間に関しては、メインストリームサポート5年、延長サポート5年の10年間となっている。

 例えば、2015年にリリースされたWindows 10 Enterprise 2015 LTSBはメインストリームサポートが2020年10月13日まで、延長サポートが2025年10月14日まで。2016年にリリースされたWindows 10 Enterprise 2016 LTSBは、それぞれ1年がプラスされる。



Posted by kingbest at 18:15│Comments(0)
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